「おいしい」の感動は、安全という土台の上に成り立つもの。
すでに認定を取得していた対米輸出水産食品に必要な「FDA・HACCP」に加え、
2016年にはEUへの輸出が可能になる「EU・HACCP」も取得。
山菱水産は原料や商品の検査・分析はもちろんのこと、生産過程の管理に注力しています。
温度・時間・異物によって食品に起こりうるあらゆる危害要因を分析し、
さまざまな角度から対策を講じています。
工場に入る前に念入りチェック
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工場内の衛生を保つために、外の汚れは絶対に持ち込みません。入り口手前には、髪の毛や糸くずを取り除くエアーシャワールームを設置。さらにサニタリールームでは、鏡を見ながらローラー式の粘着テープをかけます。手洗いは必ずタイマーで時間を測って行い、最後にアルコールで丁寧に殺菌・消毒して、入室準備完了。
工場の清掃の仕方、掃除用具の手入れなどの教育も徹底しています。
衛生への意識向上が食品の安全の第一歩です。
最新設備で危害をシャットアウト
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山菱水産では温度・時間・異物を徹底的に管理する独自のシステムを構築しています。
例えば、工場内の一時保管庫として「マイクロコールドルーム」を9ヶ所設置。原料から商品になるまでのラインの中で、次の工程に移る段階で生じる、わずかな“待ち時間”も、しっかりと低温で管理します。
「トンネルフリーザー」は、商品を急速に冷凍するシステム。山菱水産では生産の自動化ラインと直結させることで、素早い凍結を可能にしています。まぐろの劣化が進むといわれる温度帯を一気に通過させ、-30℃まで下げることができるので鮮度が損なわれません。
加えて、製薬工場などでも使用される「エアフィルタリングシステム」を採用。巨大なフィルターを使って外気からホコリや花粉、目に見えない汚れを除去し、クリーンな空気のみを工場に送り出しています。